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お天気豆知識
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春の天気図
 
 春は、冬を支配していたシベリア気団が弱まり、低気圧と高気圧が交互に日本付近を通過するようになります。高気圧の一つは揚子江気団で、揚子江付近で発生し、日本付近に移動してきます。もう一つは、シベリア気団からちぎれて南下して来る高気圧で、両方とも日本付近に移動して来るので「移動性高気圧」と呼ばれています。
 移動性高気圧に覆われると、日中は気温が上がり暖かくなりますが、夜間は気温が下がり、霜の降りることがあります。また、移動性高気圧の前半は晴れますが、後の3分の1は雲が広がります。
 (図1)は移動性高気圧に覆われた例で、2009年3月21日の天気図とひまわり画像(赤外)です。この日は日中の気温が4月上旬から5月中旬並みの暖かさになり、各地で桜が開花しました。ひまわり画像(図1右)を見るとわかるように、高気圧中心の西側に当たる九州の西は雲に覆われています。
(図1)移動性高気圧 2009年3月21日9時の地上天気図(左)と赤外画像(右)
(図1)移動性高気圧 2009年3月21日9時の地上天気図(左)と赤外画像(右)
 シベリアから南下してくる高気圧が、日本海付近までしか南下しない時は、本州付近から南に前線が出来たり、その前線上を低気圧が通過したりします。気圧は北が高く南は低いので「北高型気圧配置」と呼ばれています。北高型の気圧配置になると、北日本は晴れますが気温は上がらず、関東から東の太平洋側は曇って弱い雨の降ることがあります。桜の花の時期に重なることが多く、「花冷え」や「花曇り」などの言葉が出来ました。
 (図2)が2008年5月10日に現れた北高型の天気図とひまわり画像(赤外)です。東北地方南部から南の地域は雲に覆われていますね。関東から西は雨で、気温は全国的に低く3月中旬から4月中旬並みの気温になりました。
(図2)北高型の天気図 2008年5月10日9時の地上天気図(左)と赤外画像(右)
(図2)北高型の天気図 2008年5月10日9時の地上天気図(左)と赤外画像(右)
 移動性高気圧が日本の南海上で温まり南から日本付近を覆うことがあります。「南高北低型気圧配置」と呼ばれています。この気圧配置になると気温が高くなります。春の終わりには太平洋高気圧と一体になって南から日本付近を覆うことがあります。こうなると晴れて気温が高くなり、「初夏の陽気」と呼ばれる天気となります。
(図3)南高北低型の天気図 2009年5月10日12時の地上天気図(左)と赤外画像(右)
(図3)南高北低型の天気図 2009年5月10日12時の地上天気図(左)と赤外画像(右)
 (図3)は2009年5月10日に現れた南高北低型です。関東地方に気圧の谷がありますが、日本の南海上にある高気圧は夏に現れる太平洋高気圧のようですね。この日は高気圧に覆われた西日本から東日本では晴れて気温が上昇し、最高気温が30℃を超す真夏日となりました。全国45地点で最高気温が5月の観測史上で最高となっています。
 一方、春は低気圧が日本付近で発達することが多く、「春のあらし」や「メイストーム」と呼ばれるように、急激に発達して大荒れの天気となることがあります。
 (図4)は2009年の春のあらしの例です。日本付近を通過した二つ玉低気圧(4月25日)が翌日(4月26日)には三陸沖で発達しました。25日は太平洋沿岸地方では荒れた天気となり、日降水量が100个鯆兇┐訛膠となったところもありました。26日には全国的に強い風が吹き雨量も多くなりました。東北地方では4月の最高値を越す大雨が降ったところもあります。一方、北海道では大雪になった地域もありました。
(図4)春のあらしの天気図 2009年4月25日12時(左)と26日12時(右)
(図4)春のあらしの天気図 2009年4月25日12時(左)と26日12時(右)
 メイストームの例は(図5)です。2006年ですが、5月19日から20日にかけて日本海を低気圧が通過し、南に延びる寒冷前線が日本列島を通過しました。19日には四国の一部で激しい雨が降らせました。翌20日には関東甲信の各地で雷雨となり、埼玉県中部にある坂戸市では突風が吹き、鉄塔が倒壊しています。
(図5)メイストームの天気図 2006年5月19日9時(左)と20日9時(右)
(図5)メイストームの天気図 2006年5月19日9時(左)と20日9時(右)
 春の初めに本州の南岸沿いを発達しながら通る南岸低気圧は、太平洋側に大雪を降らせることがあります。ほとんどは積もっても1〜2日で解けてしまうため、「春の淡雪」と言われています。めったにありませんが、花見と雪見が一緒ということもあります。
 私が3月の雪で記憶にあるのは、1969年3月12日(図6)の雪です。低気圧が発達しながら本州南岸を通過して東京ではその日の夕方頃まで雪が降り続き大雪となり、交通が大混乱になりました。この日、私はある大学の受験の日でしたが、試験開始が1時間ほど遅れました。試験会場の最寄り駅は地下鉄丸の内線で、帰りは丸の内線が止まっていて当時走っていた都電で帰ったことがありました。4月の雪として鮮明に記憶に残っているのは1967年4月17日(図7)です。その頃は東京都世田谷区に住んでいて、朝起きると庭のチューリップが雪に埋もれていたのには驚きました。

(図6)3月の大雪 1969年3月12日9時の地上天気図
(図6)3月の大雪
1969年3月12日9時の地上天気図
(図7)4月の雪 1967年4月17日9時の地上天気図
(図7)4月の雪
1967年4月17日9時の地上天気図

(天気図、気象衛星画像は気象庁提供)


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