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冬の天気図
 
 冬はシベリア気団(シベリア高気圧)がユーラシア大陸北東部、つまりシベリア方面で発達します。その一方で北太平洋に大きな低気圧が居座ります。このため西高東低の「冬型気圧配置」となり、日本付近は北よりの季節風が吹きます。この季節風は日本海から水蒸気をもらい、日本海側に雪を降らせ、太平洋側に乾燥した冷たい風を吹かせます。冬型の気圧配置が強いと大陸東岸の沿海州の海岸近くから雲が出来て、日本海が筋状の雲で覆われます(図1右)。このような時は、日本海側では大雪が降ります。季節風が強いと太平洋側にも筋状の雲が現れ、滋賀県や愛知県で大雪となることがあります。そのため、東海道新幹線は京都あるいは米原と名古屋の間で徐行運転をするので遅れることがあります。
(図1)山雪型 2008年2月13日(左:12時の地上天気図、右:12時の赤外画像)
(図1)山雪型 2008年2月13日(左:12時の地上天気図、右:12時の赤外画像)
 冬型の気圧配置は大きく分けると、2つのタイプがあります。その一つが日本付近で等圧線が南北に並んだタイプで、山雪型といいます(図1左)。日本海北部に小さな低気圧があったり、気圧の谷が接近するなどして、日本海の等圧線が袋状に湾曲するときがあります(図2左)。このような時は日本海側の平野部で大雪になりやすくなり、里雪型といいます。
(図2)里雪型 2009年2月13日(左:12時の地上天気図、右:12時の可視画像)
(図2)里雪型 2009年2月13日(左:12時の地上天気図、右:12時の可視画像)
 冬型の気圧配置は時々お休みになり、移動性高気圧に覆われます(図3)。このような日は風も弱まり、ホッとしますね。特に日本海側に住んでいる人にとって、太陽の光を充分に浴びることができるのでなおさらではないでしょうか。ただし、このような日は放射冷却が起こるので、朝晩は冷え込みます。
(図3)移動性高気圧(2007年2月13日9時)
(図3)移動性高気圧(2007年2月13日9時)
 シベリア気団の勢力が弱い年は低気圧の通過が多くなります。また、冬型がお休みになると高気圧だけでなく低気圧も通過します。低気圧が本州の南を通ると太平洋側に冷たい空気が流れ込み、太平洋側でも雪が降ります。(図4)は2004年12月29日の天気図で翌日は冬型になりました。東日本から東北の太平洋側で雪が降り、関東各地では初雪となりました。しかも年末だったので車での帰省客は大変でした。
(図4)太平洋側の雪(2004年12月29日9時)
(図4)太平洋側の雪(2004年12月29日9時)
(図5)南岸低気圧(2006年1月14日21時)
(図5)南岸低気圧(2006年1月14日21時)
 冬でもときには低気圧の通過で大雨が降ることがあります。2006年1月14日(図5)には本州南岸を通過した低気圧により関東では雷を伴って激しい雨が降りました。日本列島を挟んで日本海と太平洋側を通過する低気圧を「二つ玉低気圧」といいます。(図6)はそのときの天気図で、低気圧の通過により1月6日には岩手県宮古市で冬には珍しく1時間に54个留が降りました。
(図6)二つ玉低気圧から冬型に(左:2007年1月6日9時 右:2007年1月7日9時)
(図6)二つ玉低気圧から冬型に(左:2007年1月6日9時 右:2007年1月7日9時)
 2月の終わりから3月のはじめ頃にかけて、日本海に低気圧が入り発達することがあります。日本付近は南よりの強い風が吹き、気温が上昇します。一時的に春のような気温となるので「春一番」と呼ばれます(図7)。しかも、春一番を吹かせた低気圧は日本の東海上で急激に発達するので、(図7)左の天気図からわかるように翌日は冬型の気圧配置になります。日本海側で低気圧が発達すると暖かい空気が流れ込むので山岳地帯では積雪のある雪崩に対する注意が必要です。冬型になると新雪が積もるので、やはり積雪のある山岳地帯では雪崩に対する警戒が必要になります。
(図7)春一番から冬型に(左:2007年2月14日9時 右:2007年2月15日)
(図7)春一番から冬型に(左:2007年2月14日9時 右:2007年2月15日)
 1996年は11月末から12月にかけて冬型の気圧配置になり日本海側で雪が降りました。しかし、12月5日に日本海沿岸を低気圧が発達しながら通過し、暖かい空気が流れ込んだだけでなく、各地で季節はずれの大雨が降りました。このため、翌6日は長野と新潟県の県境にある長野県小谷村の姫川の上流で土石流が発生しました。山間部で作業をしていた人たちがこの土石流に巻き込まれて死傷者が出ています。
(天気図、気象衛星画像は気象庁提供)


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