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お天気豆知識
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層雲
 

(写真1)山すそにたなびく層雲(越前大野)
 雨上がりの日、山すそにたなびく雲が現れます。これが層雲です(写真1)。
広い平野でも、夜中に雨がやんだ日は、朝、低い雲が現れることがあります。これも層雲です。層雲の学名はストラタス(Stratus)です。ストラタスはラテン語で、“広げられた”とか“おおい物のある”と言う意味です。
 層雲は高さが2,000m以下の雲で、ときには地面すれすれに発生する、雲の中では最も低いところに現れる雲です。秋や冬などに地面が冷え込んだ入りすると、地面付近の水蒸気が凝結して霧になって、盆地を広く覆うことがあります。山の上からこの様子を見ると、山の峰が広がった雲の中に見えます。山の峰がまるで海に突き出した半島のように見えるので、このような雲を「雲海」と言っています。でも、この雲の中に入ってしまうと、視程が悪く観測結果は「霧」(視程1km以下)となります。関西に住んでいた頃は、秋になると丹波篠山や、生駒山系にある金剛山からの雲海がニュースになっていました。

(写真2)冬の朝に現れた層雲(2008年1月3日)

(写真3)雨の前に現れた層雲
(2008年1月7日)

 このような層雲は、陽が昇ると消えてしまいます。(写真2)も晴れた朝に現れた層雲で、日が高くなると消えてしまいました。
しかし、層雲が現れるのは天気がいい日ばかりではありません。高層雲や乱層雲の下に(写真3)のような千切れた層雲が現れるとまもなく雨が降り出します。


(写真4)重茂半島にかかった層雲(岩手県波板海岸にて)
 梅雨期にオホーツク海高気圧から吹き出す冷たい東よりの風が三陸地方に流れ込むと、この地域は霧に覆われる日が多くなります。これも層雲です。この層雲は、広い範囲を覆うこともありますが、(写真4)のように帯のようになって海上から陸上に架かっていることもあります。時に小さな塊が、岬の中腹に架かることもあります。釜石でよく見る光景なのですが、手が届くような高さに雲の塊が浮いているので、なんとも言えぬ不思議な、心が和む風景でした。理科の勉強を見てあげていた女子中学生に、「あの中に入るとどんな感じ」と聞かれたことがありました。「沸騰したやかんの口から出ている湯気と同じものだよ」と答えたら、「なんだ」と言い、少々がっかりしたようなようすでした。何か夢を壊してしまったようです。
 梅雨期を中心に三陸を含む東北地方に吹く冷たい東よりの風のことを「ヤマセ」と言います。ヤマセのときは層雲や層積雲が広い地域を覆い、太陽の顔を見ることがなく、夏でも火が恋しくなります。宮沢賢治の詩の一節に「寒サノ夏ハオロオロ歩キ……」とありますが、ヤマセが優勢な年のことで、盛夏期の8月にも続いた年のことで稲は育たなかったことでしょう。北海道南部の勇払原野で仕事をした1980年はオホーツク海高気圧が優勢で、夏の間、霧や曇りの日が多く、頭をたれない稲を初めて見ました。

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