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巻積雲
 

(写真1)巻積雲(雲の部分が上昇流、青空の部分が下降流)
 巻積雲(写真1)は、白い碁石を敷き詰めたような雲、魚の鱗のような雲で、青空を背景にして現れるときれいですね。太陽に照らされると、一つ一つが白く輝いています。巻積雲は別名、“うろこ雲”とか“鰯雲”とも言いますね。学名では“シーロキュムラス(Cirrocumulus)”と言います。ラテン語の“シーラス(Cirrus)”と“キュムラス(Cumulus)”をつなげて出来た名前です。シーラスの意味は巻雲を見てください。キュムラスはラテン語で、“積み重なったもの”とか“塊”という意味です。アメリカやイギリスで出版された雲の本を見ると、巻積雲の覆われた空を“鯖のような空(mackerel sky)”と言っています。(写真1)を見ると、雲の模様が鯖の肌のようにも見えますね。

 巻積雲は高積雲と間違えやすいですが、個々の雲の塊の大きさが違います。巻積雲の場合、水平線から30度以上の上空で雲の塊の大きさは視角で1度以下ですが、高積雲の場合は1度以上あります(図1)。ところで、角度はどのように測るかですが、まず腕をいっぱいに伸ばしてください。次に人差し指を立ててください。人差し指の幅で隠れる大きさが約1度です。ちなみに、握りこぶしの幅は、約10度、五本の指を全部広げたときの親指と小指の幅が約22度となります(図2)。  

(図1)巻積雲と高積雲の視角の違い

(図2)手で測る角度

 さらに巻積雲と高積雲の大きな違いは、巻積雲の場合雲に黒い部分が出来ません。それは、巻積雲も巻雲と同じように高いところに出来るため、そこでは水蒸気の量が少ないので、雲が薄いためです。雲の厚さが薄いため、太陽や月を雲を通して見ることが出来ます。ときには、光冠(写真2)や彩雲(雲の端が虹のような色になること)になることがあります。

(写真2)巻積雲による光冠
 巻積雲を作っている雲粒は氷ですが、まれに水滴のことがあります。もちろん、巻積雲は対流圏の上部にあり、そこの気温は0℃以下です。“水は0℃以下だと凍る”と理科で習ったと思います。しかし、0℃は水が凍り始める温度で、刺激を与えないようにしてゆっくりと冷やすと、0℃以下でも凍りません。まして、雲粒はとても小さいため−40℃近くまで水滴のままでいることが出来ます。このように、氷点下でも水つまり液体のままでいることを“過冷却”と言います。でも、どの巻積雲が氷でできているか過冷却水滴でできているかは、見ただけではなかなか分かりません。
 一般に、巻積雲は穏やかな対流(上下方向の運動)が湿った空気層内で起こると発生します。雲の塊があるところが上昇流域で、雲の塊から見える青空の部分が下降流域です。巻積雲から雲粒が落下して房毛のようになったり(写真3)、レンズのようになったりもします。(写真4)は巻積雲が集まってレンズのようになっていて、まるで魚の群れが空を泳いでいるように見えます。 

(写真3)巻積雲から出来た房毛(矢印で示した部分)

(写真4)魚の群れのような巻積雲
 巻積雲が蜂の巣のような形になることがあり、蜂の巣巻積雲とも呼ばれています。形はあまりよくありませんが、(写真5)のような雲です。蜂の巣状の雲は高積雲でも現れ、一般に下降気流があるときに現れることが多く、晴天に向かうか、晴天が続くときの雲と見てよさそうです。ちなみに、(写真5)は昨年(2006年)の9月2日に横浜市北部で撮影したものです。天気図は省略しますが、秋雨前線が日本の南海上にあり、関東地方は北から高気圧に覆われていました。この雲を撮影した日も晴れていましたし、翌日も晴天でした。

(写真5)蜂の巣状の巻積雲

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