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集中豪雨
 
 集中豪雨とは、比較的短時間に狭い区域で多量に降る雨のことを言います。しかし、どのくらいの範囲に、何時間に何ミリ以上降った場合を集中豪雨というのか、はっきりした定義はありません。
「集中豪雨」という言葉が初めて登場したのは、次の新聞記事からです。

「14日夜中から15日未明にかけ裏日本から南下した寒冷前線は激しい雷と豪雨を伴って京都・滋賀・奈良府県境にあたる木津川上流に集中豪雨を降らせ、同地方各地に死傷者、浸水、流失家屋など多大な被害をひき起こし………」
〔1953年(昭和28年)8月15日朝日新聞夕刊大阪本社版〕

 その後、「集中豪雨」という表現は1958年(昭和33年)7月1日島根県浜田市の大雨以来、広く一般に使われるようになりました。
 「集中豪雨」という言葉のきっかけとなった豪雨は、「南山城豪雨」あるいは「南山城水害」と言われています。総雨量で100mm以上降った範囲は、京都府南部の南山城から滋賀県南部と三重県西部の一部に渡り、大雨の中心となった京都府の和束付近では428mm降りました。しかし、気象台のある京都市や奈良市の中心部ではほとんど降っていません。しかも京都市内では、遠くで雷の音はしていましたが、星空が見えていたそうです。この豪雨により南山城周辺では各地で山崩れが発生しました。豪雨の中心の和束では、木津川支流の玉川上流にあった農業用の溜池の大正池が決壊し、山麓に位置する井手町では、天井川となっていた玉川の堤防が壊れ、105人の死者を出しています。この豪雨の時には、危険を知らせる役場の半鐘の音が聞こえないほどの激しい雨だったそうです。

 南山城豪雨でもそうでしたが、集中豪雨の時には雷の鳴ることがあります。平成15年(2003年)7月19日から20日にかけて九州南部で降った集中豪雨では、熊本県水俣市の山間部で特に激しい雨が降り、それによって発生した土石流により多くの人が亡くなりました。豪雨は20日未明に降っており、助かった人の話によると、雷の音がすごくて、怖くて外に出られなかったそうです。1994年9月6日夜半前から7日未明にかけて兵庫県西部か大阪府北部で降った豪雨では、豊中市を中心に浸水被害があり、伊丹空港では地下電源室が水没して、空港が丸1日使えなくなりました。このとき筆者は大阪府枚方市に住んでいましたが、枚方では被害が出るような雨が降りませんでした(図1)。でも雷は7日未明まで鳴っていて、「今夜の雷はしつこいな」と思ったのを覚えています。

(図1)豊中の集中豪雨の各地の雨量(気象庁提供データより)
 他の音が聞こえなくらいの激しい雨の音、雷を伴った激しい雨(特に夜中)は要注意といえます。(図1)は豊中集中豪雨の大阪府北部各地の時間雨量です。豊中では7日の1時から3時にかけて1時間に50mm以上の雨が降っています。(表1)からわかるように、1時間に50mm以上の雨が降ると雨の音がゴーゴーと鳴り、2時に観測された1時間90mmの雨では息苦しくなるような圧迫感があります。1時間に50mm以上の雨が降ると都市部では道路が川のようになり、山間部では土石流が起こりやすくなります。
(表1)雨の強さと降り方(気象庁パンフレット「この時の雨は何ミリ!?」を基に作成)
 梅雨期の雨は貴重な水資源となり、稲の成長には欠かせません。梅雨期に雨がほとんど降らず、そのまま暑い夏に入ってしまうと1994年のような大渇水となってしまいます。しかし、降り過ぎによる集中豪雨は困りものです。災害から身を守るには、自然がもたらすシグナルを見逃さず、早めの避難が必要と思います。

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