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冬から春への橋渡し
 
 大阪に住んでいたとき、毎年2月中旬になると奈良の東大寺二月堂で行われる「修二会(しゅにえ)」の「お松明」で使われる竹の奉納がTVのニュースで流れていました。また、3月2日には若狭の神宮寺(小浜市)で行なわれる「お水送り」もほぼ毎年ニュースで取り上げられていました。

 「修二会(しゅにえ)」は「お水取り」の名前で親しまれています。 この行法は僧侶たちが世の中の罪を一身に背負い、一般の人々に変わって苦行を行い、国家安泰等を東大寺二月堂の本尊、十一面観音に祈る祈願法要で、開行以来一度も欠かされることがありません。
もともとは、旧暦の2月1日から14日まで行われていましたが、現在は太陽暦の3月1日から3月14日まで行われます。 「修二会」の準備(別火)は2月20日から始められ、3月1日から3月14日までいろいろな「行」が行われます。 この「行」の間、毎日夜10本の「お松明」あげられます。12日の真夜中すなわち13日の早朝三時頃に、二月堂の下にある閼伽井屋(若狭井戸)から御本尊に備えられる香水が汲み上げられます。 これが「お水取り」の名の由来で、12日夜には11本の「お松明」があげられます。また、この井戸の水は「お水送り」が行なわれる、若狭神宮寺にある「若狭鵜の瀬」と通じていて、「お香水」は10日間で二月堂の下にある閼伽井屋に届くと言われています。
 

 (写真3)燃える「お松明」

 (写真4)「お松明」から降り注ぐ火の粉
 観光案内などで「お水取り」というと二月堂の舞台に火の帯ができた写真が有名ですね。これは大きな「お松明」を持った僧が走り抜けるときの様子で、シャッターを長い時間開放にして撮影されています。何回か見に行きましたが、二月堂の舞台に通じている回廊を火の固まりが駆け上がって行き、やがて舞台の欄干越しに火の固まりが滑っていき、舞台の右と左の角では「お松明」がくるくる回され、火の粉が滝のように降り注ぎ、それは見事な物です。
(写真1)と(写真2)は出番を待つ「お松明」です。根から掘られた竹が使われていることがわかります。(写真3)は二月堂への回廊を駆け上がっていく火の付いた「お松明」です。(写真4)は「お松明」が二月堂舞台の南角でクルクル回された時の様子です。「お松明」が行なわれる時、二月堂周辺は身動きできないくらいのすごい人でした。私はいつも二月堂と三月堂の間にある山門にへばりついて、三脚を付けたカメラで写真を撮っていました。

 (図1)に示した、奈良の最高気温と最低気温の日毎の平年値を見てください。「修二会」の準備である「別火」が始まる前は最高気温の平年値が10℃以下で最低気温の平年値が氷点下です。「修二会」が終わると最高気温は12℃以上となり、最低気温は2℃以上となっています。平年値ですから年により日々により変動はありますが、始まる前は朝だと氷が張っている気温で、日中もコートなしで外に出られません。まだまだ冬です。終わってからは、朝はまだ寒いですが、日中はコートなしでも外を歩ける気温です。まさに、「お水取り」は冬から春への橋渡しとなる行事と言えそうですね。

奈良の最高気温と最低気温の平年値
(図1)奈良の最高気温と最低気温の平年値

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