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台風の動き方
 
 今年(2004年)は台風18号が各地に大きな被害を出しました。9月20日現在で台風が20個発生し、そのうち7個が上陸しました。台風の上陸数の平年値は2.6個で、台風の統計を取り始めた1951年(昭和26年)以降の上陸数の最大値は1993年(平成5年)の6個です。今年は9月中旬で今までの最大値を越えてしまいました。今年の台風は日本に接近してからの台風の動きがはっきりせず、いろいろと予定を立てられないでイライラした人が多かったかと思います。でも台風は、それなりの仕組みによって動いています。

 私は子供の頃、世田谷に住んでいました。近くの田んぼの中を小さな川が流れており、2つの川が合流している所がありました。そこで川を見ていると、絶えず渦が出来ては流され消えていました。台風は大気中にできた渦の一種ですから、川の中の渦と同じように大きな規模の空気の流れには逆らえません。

 日本付近の緯度帯の上空は西よりの風(偏西風)が吹いており、台風がここに来ると東よりに進みます。台風が背の高い太平洋高気圧の南側にあるときは、上空で吹いている東よりの風に流されて西に進みます。
一般流の中の台風
(図1)一般流の中の台風
(図1)のように上空の流れがはっきりしたところに台風が来ると台風はその流れに流されます。上空の流れを一般流と言っており、ふつう5500m位の高さの風です。一般流の流れが早ければ台風の移動速度は早くなり、洞爺丸台風や1991年の19号台風(厳島神社や弘前のりんごに被害を与えた)のように移動速度が時速100kmぐらいとなることもあります。

 台風は赤道付近の熱い空気を北に運んで、地球のエネルギーバランスを保とうとしているため、基本的には北に行こうとします。このため一般流が無い、あるいは弱いところに台風が入ると、地球の自転の影響を受けて、(図2)のように台風はゆっくりした速度で北西ないし北北西に進みます。
一般流が無いところでの台風
(図2)一般流が無いところでの台風
 日本の夏の主役は背が高い太平洋高気圧です。もう一方の主役は中国大陸から東に張り出してくる背の高いチベット高気圧で、両高気圧ががっちりと肩を組んで日本付近や日本の南に背の高い気圧の峰を作ることがあります。台風はもともと北に進もうとする性質があると言いましたが、背の高い太平洋高気圧や両高気圧によって出来た強い気圧の峰を突っ切って北上することができません。このような時は台風の動きが遅くなり、(図3)のように一度南に南に向かってから、両高気圧が離れるのを待ってから北に進もうとします。こんな台風の経路を図にするとループを描いており、迷走台風などと言うこともあります。
気圧の峰に突っ込んだ時の台風
(図3)気圧の峰に突っ込んだ時の台風
2つ以上の台風が接近したりすると、お互いに干渉し合って台風は複雑な動きをします。

 台風の動きを分析すると、3つないし4つの性質がありますが、個々の台風の動きを予報するとなると、これ以外にもさまざまな要素が影響しあってなかなか大変です。台風の予報は数値予報を基に行なわれており、日本だけでなくアメリカやイギリスでも独自の数値予報モデルで行なわれています。しかし、3日とか4日先の予報は意見の分かれることがあるようです。

(注)台風の上陸とは、台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を言います。台風の中心が、小さい島や半島を横切って短時間で再び海上に出る場合は上陸と言いません。
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