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寒鱈の思い出
 
 各地の気温の月平均値をみると、1月と2月が最も低くなっています。北国では、空から降ってくる物は白い物、雪がほとんどです。ところで、雪に関係した魚があるのはご存じですね。「タラ」です。魚へんに雪と書いて「タラ」と読みますが、まさに雪の降る頃、真冬が鱈のもっとも美味しい時期です。この魚は、「たらふく食べる」という言葉にも使われるくらい大食いで、腹を開けると胃袋の中に消化しきれていない魚が入っていることもあるそうです。

1月、2月には釜石(岩手県)の魚屋にはでっぷりと腹の膨れた鱈がたくさん並びます。子供の頃食べた鱈というと、湯豆腐に入っている切り身の塩鱈だけでしたから、初めて鱈の刺身を食べたときの旨かったこと!!

独身時代の一部を釜石で過ごし、初めて自炊生活を経験しました。とにかく魚が新鮮で美味しいので魚屋にはよく通いました。最初のうちは買いに行くたびに魚の名前を聞き、味からも魚の名前を覚えました。おかげで、店の人ともすっかり顔なじみとなりました。店に並ぶ全ての魚を食べようと思ったのですが、とうとう買えなかった物が2つあります。ヒラメと、蟹(毛蟹)です。それを買おうとしたら、「高いよ、高いよ」と言うので、とうとう買わずじまいでした。

しかし鰹や鱈のような大型の魚を半身、あるいは一匹買うときは、一回に払う金額が大きくても買わせてくれました。鱈の刺身が食べたくなると半身を買い、刺身を1人前作ってもらい、残りは切り身にしてもらっていました。釜石市内には清酒工場があり、柔らかい酒粕が手にはいるので、切り身は粕漬けにして後から楽しみます。

ところがある時、鱈を一匹まるまる買ってしまったことがあります。もちろん、刺身一人前と、残りは切り身にしてもらいました。しかし、魚屋さんからは鱈のアラも渡されてしまいました。アラはどう料理してよいかわからないので、アパートの部屋を借りていた大家さんに渡したところ、アラ汁を作って持って来てくれました。「味噌仕立ての田舎風だよ」と言われましたが、大根、人参、長ネギ、豆腐などが入っていて、とても美味しかったです。もともと魚のアラ汁は好きでしたが、鱈は刺身よ

りこのアラ汁の方が旨かったのを覚えています。

釜石など三陸沿岸で雪が降る気圧配置には2つのタイプがあります。一つは、東京などで雪が降る時と同じで、太平洋側を低気圧が発達しながら通過するときです(図1)。一方、大陸に強い高気圧が現れ、オホーツク海や千島列島で低気圧が発達したときを西高東低の気圧配置、あるいは冬型の気圧配置といいます(図2)。冬型の気圧配置は何日も続くことが多いですが、この間、寒気の塊が次々と通ります。この寒気の塊の通過により、三陸でも雪が降り、雪が降る前は、ゾクゾクとするような寒さを感じます。その後は強い西よりの風が吹きます。

2003年1月24日午前9時
(図1)太平洋側を低気圧が発達しながら
通過するときの気圧配置
2003年1月24日午前9時
2003年1月29日午前9時
(図2)西高東低の気圧配置
2003年1月29日午前9時

こんな日の夜、鱈のアラ汁は魚のだしが利いて、色々な野菜が入って栄養バランスもとれ、体が温まるし、最高のご馳走でした。

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