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連載エッセイ [2013年12月]


福岡義隆

 

 

 西高東低の冬型の気圧配置になった時、北よりの風速八m以上の風が吹くとその風を「木枯らし」と定義されている。平年値の上では、十一月下旬ころから木枯らし一号が発現するのであるが、温暖化のせいかやや遅れ気味で十二月に入ってから吹く傾向にある。そのころから健康に良い干物がおいしくなる。

 木枯らしは時に初雪をもたらすこともある。初雪が遅くても一冬の雪が多ければ、その年は豊作の兆しと昔から言われている。大雪かどうかをカマキリの卵巣の高さによって高確率で言い当てる研究が、新潟の酒月工学博士によって行われた。雪が少ないとスキー場なども打撃である。農民ともども雪乞いに余念がない。

 晩秋から初冬にかけて降ったり止んだりするにわか雨のことを時雨(しぐれ)というが、動詞として表現すると「しぐる」という。病弱だった正岡子規は、寝るときにお腹の上や腰に温めた蒟蒻(こんにゃく)をのせて、痛みを和らげようとしたり、寒さしのぎをしたようである。蒟蒻は熱容量が大きいので熱くしたあとも冷めにくいのである。そのうえ、蒟蒻を食べると体内にたまった砂を取るとか、植物繊維が豊富なので便通にも効果がある。さらには、蒟蒻に含まれているグルコマンナンという成分がコレステロールの吸収を遅らせたり、血糖値を下げる効果もあるという。

 一年中の力になるとはオーバーではあるが、色々な効果から考えて米飯より優れていることは確かである。まず、麦飯の方が腹にもたれないので「麦飯に食傷なし」とも言われる。食傷という文字通り飽きることがない。栄養面でも白米にくらべ優れており、タンパク質や脂質、ビタミンB群、繊維なども多く含み、脚気とか便秘、肥満防止にも効果があるようだ。ただし、よく噛まないと折角の旨味が出ない。その欠点が逆に健康増進に役に立っているのである。噛む回数が多いほど、唾液とよく混ざり消化を良くし、歯やあごを丈夫にする。年越しの日に良く噛みながら麦飯を食べ、往年を振り返りつつ、来る年の計を練るのも一興かなとも思う。

 冬至のことを一陽来復という。十二月二十二日まで日一日と昼間時間が短くなり、この日を境に昼間が長くなり始めることから、このように言われるのである。「陰極まって陽に転ずるめでたい日」ということで、日本だけでなく、冬至を祭る風習は古くから世界各地の民族の間にある。クリスマスもその一つで、正月とともに冬至祭りに由来するとされる。

 「冬至に柚子湯に入ると風邪を引かぬ」という諺があり、柚子湯は五月の菖蒲湯と同じで「みそぎ」の意味もあるという。事実、柚子湯には体を温める効果があり湯冷めもしにくい。


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