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連載エッセイ [2013年8月]


福岡義隆

 

 

 カヤ(萱、茅)はススキとかチガヤ、スゲなどの総称であるが、エルニーニョ年などのような雨の多い年は、穂が赤くなる赤錆病が発生することがあるという。そのようなじめじめとした湿気の多い年はカヤなどの植物に限らず、人体にも影響し疫病が流行りやすいということである。

 他方、白川郷などに見られる茅葺屋根の伝統的な民家は、蒸し暑さもを和らげる効果がある。カヤや藁に含まれる空気は熱の不良導体であり、湿気を吸い取ってくれるからであり、冬は逆に寒冷で乾燥した空気をも遮断してくれる。このような機能を持った古民家の集合体が景観としてのみならず省エネ省資源の建材も評価されたのが白川郷や韓国慶州良洞村の世界遺産であると思われる。

 聴覚や視覚で納涼効果を演出する研究が昨今のブームになりそうであるが、この句は聞こえる筈のない汗の音で夏の暑さを詠んでいる川柳っぽい俳句である。大音響が持ち前の映画などでは決闘シーンや絶壁登攀などの場面で、呼吸の音や心臓の鼓動まで聞かせるが、この句の作者である高浜虚子の耳には、滴る汗の音が映画のシーンさながらに聞こえるのだろう。そのような誇張表現が、この場合、夏の暑さの厳しさを伝えてくれる。人間は汗をかくことによって体温調節を行っているのであり、その機能は汗線数の多い南方民族ほど活発なようである。熱中症指数(WBGT)の高い沖縄の人たちが、東北地方より熱中症搬送者数が少ないのは、伝統的なライフスタイルに加え汗線数の違いもありそうでえある。

 山菜というとワラビにしてもゼンマイにしても春の季語であるが、キャンプとなれば春先はまだ寒いからやはり夏山や高原、海辺の天幕生活のことであろう。川柳では季語にこだわりはないが、春先の山菜のような新鮮な食材は夏季となると高原とか山地にしか期待できない。夏であればむしろ野草のなかの食べられるものが食材になる。山菜にしても野草にしても旬のものというイメージがあるばかりかヘルシーさも伴う。野草の中には漢方的な薬効のあるものがあるから健康にも良いが、判断を誤ると毒性のものがあるから注意が肝要である。鳥や昆虫が啄ばむ植物に食べられないものはないとは言われるが、何事にも過信は禁物である。

 「だし」というのは「山形県の「清川ダシ」に代表される日本の局地的強風のひとつである。「だし」は春から秋にかけて吹く南ないし東寄りの風である。清川ダシは南北に走る奥羽山地を東西に切る渓谷を吹き抜ける時の吹き出す風で建造物や農作物に被害をもたらすが、諺のような病症例はあまり聞かない。神経痛や頭痛を招くのはカナディアンロッキー山麓のシヌーク(フェーン)であることから類推して、鳥海オロシとか月山オロシ、那須オロシなどがダシ風に伴って吹く際に各種の病気を併発させると思われる。なお、清川だし地域は災い転じて福となす風力発電の開発に取り組んでいる。



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