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連載エッセイ [2013年4月]


福岡義隆

 

 

 春の菜種梅雨も終わり、滅多に干してなかった布団を干してみると、ほっこり(ほかほか)として、田舎のお袋の香りが太陽のにおいとともに嗅覚をくすぐる。「陽のにおい」というのは、紫外線が布団綿の中まで浸透して化学反応によってアルデヒドなど香りの強いものが作られるという。これが「太陽の香り」のもとであることは、すでにこのシリーズで触れた。一方、「母の香」というのは母親の手のひらから出る遠赤外線による温もりの記憶なのかも知れない。最近コンビニなどに、機器が握って作られたおにぎりが一見美味しそうに並んでいる。しかし、運動会などで弁当に出る母親の手で握ったおにぎりの方が健康に良いという。遠赤外線の効果である。

 お金と時間に余裕があれば、複数の医者に診てもらう方が安心である。医者の技量を疑うわけではない。昨今の病気は併発や二次感染など複雑さが過ぎ、一人の医者の判断では見誤ることが少なくない。四月ともなれば職場も学校も新年度を迎えなにかとストレスがかかる時期である。たかが精神的な不調と侮ってはならない。「病は気から」と言うまでもない要注意の時期である。「石橋を叩く」と言えば、先の笹子トンネルでの天井板落下に際して、天井を叩くという点検を怠ったという。もちろんそれだけが主要因ではないだろうと思う。大型トラックなどの走行での振動が何年も続いたり、弱くても地震の微振動などで緩んできたりすることもある。多角的な点検が人にも建造物にも必須である。

 カナダのロッキー東麓でのフェーンを、インディアン語でシヌークというが、これが吹くと気温が高い上に、残雪が解けて多湿となり不快指数が高騰する(雪がなくなるのでスノーイーターという)。シヌーク吹走時には人々のイライラ度も高くなり、車の事故や喧嘩があちこちで起きるとことが、ヌケンドラム博士(カナダ)によるバイオクリマの研究で明らかにされている。頭痛や耳なりなどを訴える人も増え、ひどい時には精神不安定にもなり自殺者も増えるともされる。程度の差はあるが、脊梁山脈を拭き降りてくる日本海側のフェーン発生地帯にも類似の症状が報告されている。祖父江著「県民性」によると、自殺率の最も多いのが島根県で、二位が新潟県という。まさに日本のシヌーク地帯である。

 新年度に入って、会社での諸業務や大学の講義室で机に向かっての緊張状態が連日続くことが多いこの頃、休憩時間に急に立ち上がると若い人でも一瞬立ち眩みすることが少なくない。緊張をほぐす意味でもちょっと休みなさいと言うことであろう。夕方ワンルームマンションに帰ってみると、そういうことへの心配からか田舎のお袋からはがきが届いている。時には疲労薬やビタミン剤が同封されてくる。薬は薬屋でも買えるが「はがき」での励ましはお金には代えられない。そこで、こんな句が詠まれる。「ビタミン剤よりも元気になるはがき」(園田恵美子)。どんな会社でも休憩時間は用意されている。新緑の空気を吸いに外に出てみるのも良い。「深呼吸いっしょに愚痴も出しちゃおう」(栗田道代)



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