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連載エッセイ [2012年11月]


福岡義隆

 

 

 健康を保つためには医者よりも食事の方がだいじであるということ。
旧暦の七十二候によると、「立冬」である。冬の語源は「冷ゆ」から来たとされ、だんだんと寒くなり鍋料理の季節となる。十一月七日は一(い)一(い)七(なべ)の語呂あわせから「鍋の日」という。旬の物で鍋を賑わすが、鯛などの旬の魚は食感も旨味も抜群でありヘルシー料理である。
 旬の果物の代表格は蜜柑で、とりわけ温州みかんはビタミンCも豊富で、皮を蜂蜜と一緒に煮詰めて飲むと風邪ひかないとされる。古く中国から伝来の「亥の子餅」を食べれば万病に強いとされている。

 これは明治三十年の秋、東京から熊本へ帰る漱石へ贈ったとされる子規の句である。秋たけなわともなると梅雨寒と同じように氷雨が降り、風邪ひきやすい。病弱な子規は九州へ向かう漱石の荷物が秋雨で濡れるばかりか風邪ひくのも心配になって詠ったものと思われる。

 秋霖前線は秋の深まりとともに南下するが、西日本は東日本ほど降雨の季節集中度は高くない。しかし日一日と寒くなることは事実であり、やがては時雨が訪れる。最近はあまり見かけなくなったが、明治のこの頃はそろそろ冷水摩擦をはじめて風邪引かぬ健康づくりに備えていたようである。

 七十二候の小雪の項に、旬の果物としてりんごが紹介されている。りんごは栄養がいっぱいで、カリウムやカルシウム、鉄分、植物繊維、ビタミンCなど豊富である。甘蜜に満ち、がりっと歯ごたえのある果物である。りんごの収穫は秋口から始まるが、新米の収穫では新酒とともに天地の神さまに捧げて祝う新嘗祭の日が「勤労感謝」の日(十一月二十三日)なのである。古くは飛鳥時代から行われてきた新嘗祭として、今でも宮中や伊勢神宮などの神社で継承されている。勤労感謝の日を「手袋の日」と決められたのはまだ今日ほど温暖化の顕著でなかった一九八一年であった。この頃から急激に寒くなるので手がかじかまないようにという思いが込められていたのである。

 昨今のペットブームで、ちょっとした病気で動物病院が立て込んでいる。犬も風邪をひくようで、平熱でも人間より体温が高いが、風邪だとさらに高くなり鼻面が乾くようである。十一月も後半になると秋風と言っても木枯らしのように乾燥していて寒い。そろそろ山越えの風もフェーンではなくボラのような寒く強い風、おろし風(颪)である。そのうえ移動性高気圧下の晴天日は放射冷却も激しく、ダックスフンドのように地面を這うような子犬や、人間だと幼児や車椅子障害者などにとっては、夏の猛暑だけでなく寒候季の低温も要注意の道路環境である。特に従来型の舗装道路では保水性も透水性もなく乾燥気味であり、低温化や高温化を和らげることができない。



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