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連載エッセイ [25]
健康天気ことわざ
福岡義隆

 

 

赤ご飯にお茶かけすると中気になる

 

 

 赤飯に使うアズキは、田んぼのあぜ道(畦道)に植えたので「あぜ木」と呼んでいたのが訛ってアズキとなったという説と「赤粒木」(アツキ)に由来するという説もある。アズキは古事記にも記載されている五穀の一つでもあり、なにかにつけ祝祭には欠かせないものである。要するに昔から縁起ものである赤飯を、味わうこともしないでお茶をかけて流し込むというのは罰当たりで無作法なばかりでなく、異の消化に良くないという戒めから冒頭の諺が生まれたようである。

 「中気」というのは、ここでは「中気病み」のことであり悪気(アクキ)に中(あた)ることを意味し、それには中風とか卒中などがある。脳出血や脳溢血を含めて言うこともある。なお、中気とは、二十四節気を一つおきにとった分点の意味もあり、雨水を正月中、春分を二月中とし、その後、順に穀雨・小満・夏至・大暑・処暑・秋分・霜降・小雪・冬至・大寒と続く。

 一方、昔の人は新しい月が始まる月立ち(ついたち、一日)と月半ばの十五日に赤飯を炊いて神棚に供えて祝ってきたとされる。「ついたち、十五日は赤ご飯」日暮れに西の空に細く薄く月がかかり、やがて七日ころになると上弦の月(半月)になり、さらに十五日には満月(十五夜)となる。

 

  赤飯の一箸ずつにめでたい日    南都

 

 4月20日ころは太陽の黄経が30度の二十四節気のうちの穀雨であり、「春雨が降って百穀を潤す」ころである。沖縄を除いては、必ずしもこのころ雨量が多いというわけではない。沖縄では穀雨のころに大雨になる年があって注意されている。なぜなら、収穫期の豆類が、穀雨の大雨でさやの中で芽を吹いてしまうので、古来、沖縄では穀雨は歓迎されてなかったようだ。今でも、タバコの取り入れ作業などが雨のために支障になり、かつタバコの品質も悪化させてしまうので穀雨は嫌われているという。

 最近はヘルシー食として五穀米とか、古米、黒米などがレストランのメニューを飾っているが、百穀という中にはアズキなどの雑穀も含まれている。

 お婆ちゃんの知恵に「雑穀は米といっしょに食べてこそ価値あり」というのがある。雑穀は、日本の食文化の歴史の中で、米とともに主食としても切り離せないものであったようである。しかし戦後の飽食の時代には家畜の飼料にすらなってしまったのであるが、昨今、雑穀がガンやアレルギーの予防に良いということで見直され始めている。栄養の面でも、ビタミンやミネラル、繊維成分が含まれている優れものではあるが、雑穀ばかりを多食していると胃腸への負担が増してくるので、適当に米やイモと混ぜて食べるといいらしい。

 

上弦の月の月出・正中・月没

下弦の月の月出・正中・月没

 

上図に上弦の月と下弦の月の、「月出」「南中」「月没」ごろの様子を描いてみました。各図中の左から月出・南中・月没となります。この図を見ながら設問をもう一度考えてください。

 

文献:

江頭 光: 『博多人情 ことわざ百科』 (西日本新聞社、1975)
石島 英、正木 譲: 『沖縄 天気ことわざ』 (琉球新報社、2001)
早島妙瑞: 『田舎のおばあちゃんの生活事典』 (日東書院、1999)
http://koyomi8.com/directjp.cgi?http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0215.htm



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