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連載エッセイ [7]
健康天気ことわざ
福岡義隆

 

 

半夏生以前の青梅を食べると腹痛を起こす

 

 暦の上では入梅は6月10日頃であるが、それから約3週間後の7月2日を半夏生(はんげしょう)といい、夏至から数えて11日目である。そもそも梅雨の起源が梅の実がなるころの季節名でもあるが、6月中はまだ梅もまだ青く、青梅には青酸が含まれているから生で食べると腹痛を起こしやすいとされる。地域によってはやや時期が違うのであろうか、それとも大事をとってなのか、「入梅前の梅の実は食べるな」とも言われている。だからであろうか、昔から梅干しや梅酒にして加工してから食してたのである。

 半夏というのはカラスビシャクが生える頃だから半夏生といって七十二候の一つでもある。梅に限らず、この日頃には「毒が降る」という言い伝えがある。7月上旬ともなると梅雨も末期で、集中豪雨に見舞われることが多い。かっては井戸水が飲料水とされてたので大雨で水質が変わるので食中毒を招きやすいから、「半夏生の日にとった生き物をたべるな」とさえ言われていた。農家ではこの日までに田植えを済ませようとまで気を付けているとされる。最近の気象統計でみると、なお、梅雨末期(6月下旬から7月半ば)の集中豪雨は、全集中豪雨の50〜60%に達している。

 ところで、俗に梅の種を齧ると字を忘れると言われる。学問の神さまといて崇められえいる天神様は菅原道真が祀られているのであるが、「梅は食うとも核食うな中に天神寝てござる」という面白い諺がある。核とは梅の種のことで、有毒だから食べてはいえないという戒めなのである。

 梅雨と食中毒の関係で有名な話は、信長から衆目の面前で辱めを受けた光秀の逸話がある。光秀の接待で信長に出された料理が、梅雨季に特有の黴かなにかで腐っていたために信長の怒りをまともにかい、その恨みも重なって本能寺の変という暴挙に走らせたともされる。天正十年五月三十日(新暦ではまさに梅雨のさなか)のことであった。信長を梅雨将軍というくだりはもう一つのエピソードからも伺える。桶狭間の合戦(永禄三年五月十九日、新暦でいうと梅雨末期)は、梅雨の大雨で信長が動く筈がないと油断していた今川義元陣営に、大雷鳴と雨音で人馬の音もかき消されることを読んだ信長の急襲が、僅かな勢力で勝利へ導いたとされる。

 食中毒は梅雨の後半(7月)から急増し8月がピーク、9月にも多いのは海水温度の年最高季との関連していることについて後日改めて述べる。月別発生状況については『気候風土に学ぶ』(学生社)中の図を掲げておく。

 



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