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夏の天気図
 
7月に入ると太平洋高気圧の勢力が強まり、梅雨前線を東北地方の北部まで押し上げて消えてしまうと全国的に梅雨が明けます。(図1)がその例で、2005年8月4日に東北地方南部北部とも梅雨明けになりました。1日には津軽海峡あたりに梅雨前線(停滞前線)があります。本州の南海上に中心を持つ高気圧は太平洋高気圧です。その前線は4日に北海道中部に北上し、5日には消えてしまいました。日本付近は、日本のはるか東海上に中心を持つ高気圧と、日本海に中心を持つ高気圧に覆われています。どちらも太平洋高気圧です。
(図1)典型的な梅雨明け前後の天気図(2005年8月3日〜8月5日)
(図1)典型的な梅雨明け前後の天気図(2005年8月3日〜8月5日)
 このように梅雨前線が北海道まで北上して消えるのが一般的な梅雨明けですが、ときには梅雨前線が南下して、太平洋側に抜けて消えてしまうという、梅雨明けもあります。2004年は7月22日に北陸地方、東北地方南部北部とも梅雨明けとなり、日本全国で梅雨に入っている地域はなくなりました。(図2)がそのときの天気図です。7月21日には梅雨前線が東北地方にあります。すでに梅雨明けした北陸地方や関東甲信地方から西は、南西諸島に中心を持つ太平洋高気圧に覆われています。22日になると、梅雨前線は日本の東海上に抜け、日本海に中心を持つ高気圧に覆われました。ところで、前線の南北方向の位置を前日の21日の天気図と比べてください。21日よりも22日の方が前線の位置が南にあることがわかります。23日の日本付近は高圧帯になっています。この高圧帯は上空も高気圧で、太平洋高気圧もその一部の亜熱帯高気圧です。
(図2)梅雨前線が南下して梅雨明け(2004年7月21日〜23日)
(図2)梅雨前線が南下して梅雨明け(2004年7月21日〜23日)
 夏というと太平洋高気圧に覆われて暑い日々というイメージが強いと思います。そのような天気図をお目にかけましょう。(図3)の2006年8月3日の天気図です。北海道の北に前線がありますが、関東の東に中心を持つ太平洋高気圧が西に張り出して、日本付近を覆っています。皆さんも覚えていると思いますが、2007年8月16日には熊谷の最高気温が40.9℃となりました。今まで山形で観測された最高気温40.8℃を抜いてしまいました。日本付近は西日本と関東の南海上に中心を持つ高気圧に覆われています。どちらも夏をもたらす亜熱帯高気圧です。
 夏も年によっては気温が低い日が現れることもあります。2008年8月9日(図5)がその例で、この日、北海道のオホーツク海側の網走の最高気温は18.0℃と20℃を下回っています。サハリンの中部に中心を持つ高気圧があります。日本付近に前線こそありませんが、まるで梅雨みたいな天気図です。この高気圧から送り込まれた冷たい空気が北海道に送り込まれました。
(図3)夏の天気図(2006年8月3日)
(図3)夏の天気図
(2006年8月3日)
(図4)猛暑の天気図<br>(2007年8月16日)
(図4)猛暑の天気図
(2007年8月16日)
(図5)夏の低温(2008年8月9日)
(図5)夏の低温
(2008年8月9日)

 夏の天気のもう一つの主役は夕立です。雷雨は上空に寒気が入ると起こりやすくなります。また、前線の通過のときも雷雨が起こりやすくなります。(図6)がその例です。2002年8月2日は、東北地方から能登半島の北に延びている寒冷前線が南下して、関東地方を通過しました。このため、関東甲信地方では大気の状態が不安定になり、局地的に雷雨となり、南アルプスでは落雷により登山者が亡くなっています。
 夏でも前線が停滞することがあります。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発化して前線付近で大雨になります。2005年8月10日(図7)には東北地方南部に停滞した前線に向かって日本海側から暖かく湿った気流が流れ込み、北陸地方や東北地方南部で大雨になりました。新潟県三条市では竜巻が発生し、飛び散った屋根瓦などにより車のフロントガラスが割れたりし、怪我人も出ています。
 暖湿気流の流入は馬鹿に出来ません。2008年8月29日(図8)には前線に向かって太平洋側から暖湿気流が入り、前線付近より南の地域で大雨になりました。愛知県豊橋市と神奈川県東部から東京都八王子市で激しい雨が降り、大雨になりました。豊橋市では中小河川が溢れて家が流され死者が出ました。八王子では土砂崩れが発生しました。
(図6)前線通過の雷雨(2002年8月2日)
(図6)前線通過の雷雨
(2002年8月2日)
(図7)前線による大雨<br>(2005年8月10日)
(図7)前線による大雨
(2005年8月10日)
(図8)暖湿気流の大雨(2008年8月29日)
(図8)暖湿気流の大雨
(2008年8月29日)

 台風の季節は9月ですが、台風の発生数は9月よりも8月の方が多くなっています。もちろん、8月にも台風は日本列島にやってきます。秋はジェット気流が日本付近にあるので、それに台風が乗ると早い速度で通過していきますが、夏はジェット気流が日本列島より北に位置していて、上空の流れが弱くなっています。台風の動きは上空の流れに左右されるので、夏の台風は動きが遅く進路がはっきりしない場合があります。こんな場合、予報円の半径が大きくて24時間先とか48時間先の予報円が重なっています。
 2002年の台風13号は父島の方から北上してきて、8月18日から20日にかけて本州南岸をゆっくりと東に進んでいきました(図9)。18日の天気図からわかるように中心気圧が945hPaですから、かなりの勢力の台風であることがわかります。この台風で、関東各地は大雨になりました。この大雨で山梨県や神奈川県で住宅への浸水被害が発生しています。
(図9)夏の台風(2002年8月18日〜20日)
(図9)夏の台風(2002年8月18日〜20日)

(天気図は気象庁提供)


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