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    2012年スギ花粉情報 2012年1月  
 


『前年より減少でも油断できず』

 

 2012年のスギ・ヒノキ花粉は東日本から北日本にかけて前年よりかなり少なくなるでしょう。しかし、過去の平均に比べると60〜90%の量はあるため、多くの人が発症し重症化する恐れがあります。2011年春の花粉が非常に多くなったために、前年比では少なく感じますが、決して少ない量というわけではありません。

 

==飛散開始時期について==
 2012年の1月は寒気が南下しやすく、寒い日が多くなっています。2月前半も気温は並みか低めの所が多くなる見込みです。このため、スギ花粉の飛散開始時期は、例年と同じか例年よりやや遅くなるでしょう。なお、早めに春一番が吹いた場合には予想より早まる可能性がありますので、ご注意ください。



2012年の花粉飛散量予測


2012年花粉飛散開始時期の予想


【北海道地方】
 北海道では、函館など道南部では500個/cm2前後になりますが、札幌や旭川では50個/cm2以下で敏感な人以外は心配ないでしょう。なお、シラカバの花粉はほぼ例年並みになるでしょう。

 

【東北地方】
 2011年春は10,000個/cm2を越えた所も多く、記録的な飛散となりました。2012年春は4分の1以下になりますが、多くは2,000〜4,000個/cm2で例年の60%前後となる見込みです。

 

【関東地方】
 前年に比べると減少しますが、過去平均の70%前後で山沿いでは5,000個/cm2を超える所が多いでしょう。平野部でも2,000〜3,000個/cm2でかなり多くなる見込みです。

 

【北陸・甲信越地方】
 各地とも前年の30〜45%程度となる見込みです。しかし例年との比較で60〜70%ですから、決して少ない量ではありません。

 

【東海地方】
 東海では前年に比べると大幅に減少しますが、静岡県や三重県では4,000個/cm2前後に達する見込みです。高い飛散レベルなっており、注意が必要です。

 

【近畿地方】
 奈良県の山沿いは平年の半分程度ですが、5,000個/cm2を越える見込みです。他の山沿いは2,000〜3,000個/cm2程度となり、平野部では前年の半分以下になるでしょう。近畿地方は地域によって花粉数が極端に異なりますので、外出や旅行の際は注意が必要です。

 

【中国地方】
 中国地方は瀬戸内側では前年の60〜80%、山陰では30〜40%になるでしょう。しかし例年との比較では60〜90%となり、少ないわけではありません。

 

【四国地方】
 四国は愛媛県や高知県で3,000〜4,000個/cm2となり、かなり多くなるでしょう。香川県や徳島県はもともと花粉が少ない地方ですが、高松では1,000個/cm2以下になりそうです。

 

【九州地方】
 前年に比べると50%以下となる所が多いでしょう。大分県や宮崎県では2,000個/cm2を上回り、他も1,500個/cm2前後となる見込みです。ヒノキ花粉の状態によっては予想よりも多くなる可能性があります。

 

情報提供:財団法人気象業務支援センター 村山貢司 氏