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    ひなまつり 2004年3月 第19号  
  平安時代の貴族のひなあそびと五穀豊穣の行事が結びついてでき、現在に至っています

3月3日はひなまつりですね。ひなの節句、桃の節句ともいわれ、春の開幕を告げる行事となっています。この日、女の子のいる家ではひな壇に緋毛氈を敷き、ひな人形やミニチュアの調度品を飾ってぼんぼりを灯し、ひなあられ菱餅、白酒を供え、女の子の健やかな成長と幸せを祈ります。ひなまつりが現代のようにひな人形を飾る形に定着したのは比較的新しく、江戸時代に五節供の 1つに定められてからで、一般庶民の間で広まったのは明治以降のことといわれています。

しかし、3月最初の巳(み)の日、すなわち3月上巳(じょうし)の節供行事の歴史は旧く、中国古代、人々が水辺に出て禊(みそぎ)を行い、酒を飲んで災厄を払った行事に由来します。これが上代の日本に伝わり、平安時代にはひとがた(人形)で体を撫でて穢れ(けがれ)を移し、これを水に流して祓えとする風習になります。「曲水の宴」といって、宮中や公卿の邸宅で催された遊宴の1つで、邸内の小川に面して座り、上流から流れてくる酒盃が通過する前に詩歌を作り、同時に酒盃を飲み干して盃を流すというものです。現在でも九州の大宰府天満宮で3月の第1日曜日に行われています。この思想は、今日も鳥取県や和歌山県など多くの地方でみられる流しびなの行事に伝えられています。

一方、日本にも3月上巳に、野遊び、山遊び、磯遊び、浜下り等といって、その日は1日仕事を止めて、外で飲んだり食べたりして過ごす禊の風習がみられました。3月始めは、農耕生活にはとても大切な節目の日です。魔よけの霊力を持つといわれる桃の枝をもって、秋の実りを占い、五穀豊穣を祈りました。

このように、ひなの節供は、平安時代の貴族のひなあそびがこの上巳の風習と結びついてでき、ひな人形を飾り、ちらし寿司やはまぐりのお吸い物など、ひなの御馳走を皆で食べて遊ぶ風習が定着したといわれます。鎌倉・室町時代には武家の女児にも受け入れられ、急速に広がっていきました。人形は元来紙で作った簡素な物でしたが、室町時代、江戸時代と次第に豪華な飾るための人形が造られるようになり、現在に至っています。

なお、内裏雛の男雛と女雛の並び方は時代によって変化し、大正時代以降今日では男雛が向かって左、女雛が右となっていますが、京都では今でも女雛を左に飾ります。