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    衣替え〜カギは気温20℃!?〜 2003年10月 第9号  
  たまには衣替えによって季節を先取りしてみてはいかが?

衣替えは、本来「更衣(ころもがえ)」の文字が用いられました。平安時代の宮中では、旧暦4月1日(新暦では4月29日)と10月1日(同11月22日)の更衣の日に、それぞれ夏装束、冬装束を内蔵寮(くらのつかさ)から新たに奉りました。またその日、衣裳以外の調度類も掃部寮(かもんりょう)によって季節に応じたものに変えられました。

江戸幕府になると規定がより細かくなり、4月1日〜5月4日までが袷小袖(あわせこそで)、5月5日(端午の節句)〜8月晦日までは帷子(かたびら)、9月1日〜8日までが袷小袖、9月9日(重陽の節句)〜3月晦日までが綿入小袖と定められていました。4月1日は冬用の綿入れから綿を抜きます。「4月1日」と書いて「ワタヌキ」さんと読むのはこの習慣に由来します。

明治期になると、多くの学校や職場で制服が用いられるようになり、現在の6月1日と10月1日にいっせいに衣替えが行われるようになりました。

ところで、日本各地の月平均気温の変化をみると(下図参照)、京都、大阪、東京の3都市では20℃のラインが5月と6月、9月と10月の間に位置しています。20℃は約1clo(クロ)、つまり背広の合服一揃い分で心地良い気温ですから、冬への移行期と重なり、体感的にも違和感がないと考えられます。しかし、同じ20℃ラインを適用すると、札幌の衣替えは7月と9月、沖縄は4月と12月ということになります。事実、札幌の衣替えは7月と9月に行われているとのことです。

日本各地の月平均気温の変化

衣替えは、単に衣を替える日だけではなく、主婦(昨今は夫自身も?)にとっては冬物衣料を準備し、夏物衣料やすだれ、扇風機などの生活用品を手入れして来夏に備える目標の日でもありました。扇風機などは適当な箱が見つからないので、冬には少々早いですが石油ストーブ(ヒーターなど)を取り出して、その箱に整理するのも主婦の知恵でしょう。

ストーブの箱で冬越す扇風機
義龍

一般に、衣服の社会規範が薄れつつある今日、急に寒くなってあわてて冬物を引っ張り出す風景も珍しくありませんが、衣替えによって季節を意識的に先取りして楽しみ、暮してきた日本人の生活習慣をもう一度見直しても良さそうなものです。